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エース・伊藤、166球完投で東京国際大4強! 古葉監督vs江藤監督が実現

 元広島監督の古葉竹識監督(75)率いる東京国際大(東京新大学)が、ベスト4進出を決めた。3連投となった今秋のドラフト候補右腕・伊藤和雄(4年)が、8安打7四球ながら166球の粘投で日体大(首都大学)を完封。初出場での4強入りは93年の青学大以来となった。準決勝では、元巨人の江藤省三監督(69)率いる慶大(東京六大学)と対戦。大会史上初となる元プロの指揮官対決が実現する。
 力の限り腕を振った。9回2死満塁。リードはわずかに1点。一打逆転のピンチで、伊藤はオール直球勝負を選択した。1ボール2ストライクからの4球目。140キロに日体大の4番・高橋巧のバットが空を切る。初出場で4強入りだ。「自分の武器はストレート。苦しかったけど、真っすぐで押し切ろうと思った」。166球を投げ抜いた右腕は、2度大きく跳びはねて感情を爆発させた。

 7日の龍谷大戦は10回162球の完投。8日の東京情報大戦も同点の9回1死から登板し、2戦連続でタイブレークを抑えた。人生初の3連投。体は限界だった。直球が走らず、制球も乱れた。8安打7四球。6回までは毎回得点圏に走者を背負った。それでも、「ピンチのときこそ頑張ろうと思った」と166球を粘り強く投げ、虎の子の1点を守り抜いた。

 古葉監督の秘蔵っ子だ。就任1年目に入部して以来、強気の姿勢を徹底的に叩き込まれてきた。2回に招いた1死満塁のピンチでは「気持ちを込めて、自分のボールを思い切り投げろ」とゲキを飛ばされ、気迫で後続を断った。指揮官の教えを大一番で実践した。

 早くも今大会3勝。獅子奮迅の活躍にプロの視線も熱くなる。184センチの長身から投げ下ろす最速150キロの直球に、指揮官の古巣である広島の苑田スカウト部長は「球持ちがすごくいいので、打者は球速表示以上に感じるはず。ドラフト上位候補に入ってきてもおかしくない」とうなった。

 準決勝の慶大戦(11日)は、大会史上初となる元プロ同士の監督決戦。古葉監督にとって50年来の仲で、リーグ戦中も励まし合った江藤監督との対戦だ。「そうなればうれしいと思ってここまで来た」。初出場で4強入りの快進撃も、まだ序章にしかすぎない。
(報知)
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tag : 広島ドラフト情報

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