FC2ブログ

伊藤3冠逃し「持ってない」

 慶大が早大を振り切り、2季ぶり33度目の優勝を果たした。3回2死満塁、今秋ドラフト1位候補の伊藤隼太外野手(4年=中京大中京)が右翼線に先制の2点二塁打を放つなど一挙4点。本塁打と打点でリーグトップの伊藤は4打数2安打なら史上13人目の3冠王だったが、3打数1安打で迎えた第4、5打席目はともに四球。打率2位の4割5厘で惜しくも逃した。慶大の勝ち点5での完全優勝は92年秋以来37季ぶりで、春連覇は64年ぶり。全日本大学野球選手権(6月7日開幕、神宮ほか)には2年連続で出場する。

 3冠王には、わずかに届かなかった。それでも後悔はない。主将、そして主砲として「6大学の顔」となった伊藤は、満面の笑みで優勝インタビューに向かった。昨年までの顔だった早大・斎藤佑樹(日本ハム)の言葉を引き合いに出した。

 伊藤 「持ってないっすね~。持ってないです。(9回に打席が回ったが)持ち切れてないです」。

 9回2死から巡った第5打席目。安打が1本出れば、約4毛差で打率1位に返り咲く。頭には入っていた。だがバットはピクリとも動かさない。カウント3ボール1ストライクから低めの直球を見送った。ボール球に手を出していた28日の1回戦とは違う。相手を自分のペースに引き込む、いつもの伊藤の打席だった。「(1回戦は)最終学年、主将と去年と違った心境で気持ちを抑えきれなかった。(9回は)1点欲しい場面だったので、四球という結果に納得している。後悔はしていない」と淡々と振り返った。

 打率4割5厘、4本塁打、17打点はすべて自己最高。試合後は必ずその日のうちに、自分の打席を映像で確認した。トップの位置とタイミング、投手との間合い。ズレを感じたときにはすぐに修正した。プロジェクターで映した他大学投手の映像を見ながらスイングするなど、予習も欠かさなかった。その姿勢には、部員の多くが追随した。江藤省三監督(69)からも「背中で引っ張っている」と全幅の信頼を受けている。「調子の波なくシーズンを全うできたけど、最後にメンタルで自分の弱さが出た。まだまだ努力していきたい」と、課題を口にした。

 満足はない。反省を糧に前進する伊藤が、今年の学生最強打者として大学選手権を迎える。
(日刊)
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

訪問者数
球団別ドラフト情報
福岡ソフトバンクホークス
北海道日本ハムファイターズ
埼玉西武ライオンズ
オリックス・バファローズ
東北楽天ゴールデンイーグルス
千葉ロッテマリーンズ
中日ドラゴンズ
東京ヤクルトスワローズ
巨人ジャイアンツ
阪神タイガース
広島東洋カープ
横浜DeNAベイスターズ
カテゴリ
ショッピング
1月11日発売

12月14日発売
Twitter
最新記事
ブログランキング
にほんブログ村 野球ブログへ人気ブログランキングへ
リンク
QRコード
QRコード
RSSリンクの表示