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北海学園札幌・尾山熱投!8球団スカウトが高評価…春季全道札幌地区予選

 5地区で24試合が行われた。札幌では北海学園札幌のドラフト候補右腕・尾山将悟(3年)が今季公式戦初登板し、7回を3安打2失点。ネット裏に集結したプロ8球団スカウトの高評価を集めた。センバツ甲子園8強の北海は初めてベンチ入りした西村拓真投手(2年)が7回を無失点救援。連覇を狙う春の全道へ新戦力が加わった。また稚内大谷の広川直紀投手(3年)が8回、大麻の小倉晃太投手(2年)が5回参考ながらノーヒットノーランを達成した。

 「全然ダメ」。尾山は開口一番、そう言って首を振った。7回105球を投げ、3安打4四球の2失点。「カウントを悪くして自分の首を絞めた」と自らを戒めた。実はこの日は病み上がり。4月29日に39度の発熱でインフルエンザが判明。大型連休に予定した登板を回避し4日に復帰したばかり。突貫で臨んだ試合だった。

 スタートは上々だった。テンポ良く投げ、初回先頭打者から4者連続三振。MAX140キロを記録した伸びのある直球で、4つのうち3つが空振り。「この試合はとらないと、と気合が入っていた」と珍しくマウンド上でほえてみせた。しかし先頭に出塁を許した4、5回は投球間隔が「10秒に1球が15秒に1球になっていた」と佐藤元幸監督(39)。リズムを崩して5回に2失点。途中からカーブ中心に変えて、何とか7回を投げきった。

 185センチの大型右腕視察のため、ネット裏にはプロ8球団のスカウトが集結。巨人・大森剛スカウトは「今年の道内の高校生では一番いい」と評価。また「肘が柔らかいし、軸がぶれない」(ロッテ・井辺康二スカウト)、「腕のしなやかさは教えられない」(オリックス・中川隆治スカウト)と、素材の良さを絶賛する声が相次いだ。

 オフには「修羅場での一球を投げきるために」(佐藤監督)、約1万球の投げ込みを敢行。連日約10キロの走り込みも行った。受ける永友達大捕手(3年)も「ボールに重さが出てきた。ズシッていう感じはある」と話す。

 帽子の裏に「最強右腕」と書き込んだ尾山。その称号を確かなものとするために、まだまだ進化を続ける。
(報知)
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