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ドラフト隠し球に152キロ右腕“教師の卵”大教大・山本翔…阪神

 阪神が今秋ドラフトの隠し玉として、大教大の最速152キロ右腕・山本翔(かける)投手(21)をリストアップしていることが4日、分かった。山本は教員を目指しながら、プロ野球選手になる夢を追っている逸材。入団が実現すれば、球団では初の国立大出身選手となる。異色の快速右腕を、ドラフトまで徹底マークしていく。

 隠し玉は教師の卵だ。大教大のエース・山本は真っ向から投げ下ろす本格右腕で、最速152キロの直球とスライダーが武器。阪神の球団関係者は「真っすぐがいい。春のリーグ戦で、どれぐらい成長するか楽しみ」と獲得リストに挙げていることを明かした。

 奈良・郡山高時代も、プロ入りの打診があったという好素材。大学1年の夏に、顎(がく)関節症になって手術。一時は体重が10キロも減ったが、不屈の精神力で乗り越えた。2年春に近畿学生リーグで優勝し、全日本大学選手権に出場。リーグ戦では通算10勝8敗、防御率1・31、164回2/3で151奪三振の成績を残している。被本塁打はゼロという剛腕だ。

 父親は奈良の有名進学高で生物の教師をしており、山本は教員養成学科で生物化学を専攻している。練習の傍ら研究に励み、小学校から高校までの教員免許を取得する予定だ。週2日のオフには、塾講師のアルバイトで中学の受験生を相手に教えている。「教師には、いつでもなれる。野球エリートとやったことがないので、そういう世界に飛び込んでみたい」と、現時点では指名されればプロ入りする意向だ。

 今秋のドラフトで阪神は、東海大・菅野智之投手、東洋大・藤岡貴裕投手、明大・野村祐輔投手の「BIG3」に加え、近大・中後悠平投手、慶大・伊藤隼太外野手、早大・土生翔平外野手(いずれも21)、広陵高・丸子達也内野手(17)らを上位候補に挙げている。山本の獲得に成功すれば、球団では初の国立大出身選手の誕生となるため、実力との相乗効果で注目を浴びることは確実だ。4月2日の同リーグ開幕戦から、文武両道の右腕のチェックに本腰を入れる。

 ◆山本翔(やまもと・かける)1989年10月19日、京都・相楽郡木津町生まれ。21歳。富雄北小5年からボーイズリーグの「奈良イーグルス」で野球を始める。郡山高から本格的に投手を始めたが、甲子園出場はなし。大教大2年春と3年春にベストナインを受賞。憧れの選手は日本ハムのダルビッシュ。180センチ、75キロ。右投左打。家族は両親と妹。
(報知)
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