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アマ球界の主役は菅野「160キロは出てしまう」

 2011年のアマチュア野球界は、東海大・菅野智之投手(21)が引っ張る。最速157キロの剛腕に加えて、巨人・原辰徳監督(52)のおいというサラブレッドには、早くも巨人などがドラフト1位指名を明言している。東洋大・藤岡貴裕投手(21)、明大・野村祐輔投手(21)のBIG3をはじめ、野手でも慶大・伊藤隼太外野手(21)ら、今年も斎藤世代に負けない逸材がそろった。
 2011年は菅野が盛り上げる。その潜在能力は計り知れない。

 「今157キロ。今年は160キロは出てしまうと思います。でも今はそれより日本一を手にしたい」。穏和な口調で、とてつもないことを言ってのける。

 巨人・原監督のおいで、祖父は三池工、東海大相模と2校を日本一に導いた原貢氏。だが、1位指名を明言する巨人をはじめ、プロ球団がほれ込んでいるのはその肩書ではない。1メートル85、86キロのがっしりした体格は東海大入学後につくり上げられた。3年間で体重は5キロ増。体脂肪率16・7%に対して筋肉量67・9キロは理想のアスリートの数値。直球の最速は157キロで、140キロ台のカットボールが武器。首都大学通算26勝2敗で防御率0・61は驚異の数字だ。

 巨人入りする同じ157キロ右腕の沢村(中大)は下半身中心のトレーニングで鍛えてきたが、菅野は「高校から腕の振りは速かった。それを生かしたい。上半身の強化は必要だと思います。投げるのは上半身。沢村さんと意識は違いますね」と体全体を意識している。

 95年10月8日の広島戦。5歳の時に東京ドームで伯父の現役引退試合(東京ドーム)を観戦した。「伯父さんは有名人なんだ」とそのとき初めて実感した。「巨人の応援は体に染みこんでいます。1位指名の話は素直にうれしい」。夢の160キロ、そして10年ぶりの大学日本一へ。数々の勲章を手にしてから、快腕は夢の舞台へ挑む。
(スポニチ)
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