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今秋ドラフトの目玉!亜大・東浜に“10球団”あいさつ

 今秋ドラフト注目の亜大・東浜巨(なお)投手(3年)が9日、東京都西多摩郡日の出町の同校グラウンドで練習始めを行った。この日は、ドラフト1位候補を目当てに巨人、阪神、広島、オリックスを除く国内8球団10人のスカウトが年初のあいさつで訪問。今季から主将に就任した最速152キロ右腕をめぐる争奪戦がいよいよ幕を開けた。

 早くも過熱する周囲に、マウンド上では冷静沈着な東浜も驚きを隠せなかった。8球団のスカウトに加えて、報道陣もテレビカメラ3台を含む約20人が集結。「衝撃です。ここまで来るとは思ってなかった。今までと違う形でびっくりです」と目を丸くして初日を振り返った。

 10年の中大・沢村(巨人)の10球団、昨年の東海大・菅野の9球団には及ばなかったが、阪神はスカウト会議、オリックスは新人の入寮と重なり、スカウトが訪問できなかった事情もある。2球団はこの日、電話で生田勉監督にあいさつを行ったため、事実上は10球団。生田監督も「あらためて彼への期待度は感じた。いい選手じゃないと来てくれませんから」と注目度の高さに驚きの表情を浮かべた。

 ただ、練習ではとんだ誤算が待っていた。生田監督が「オフにどれくらい練習をやってきたのか見たかった」と話したように、初日から3000メートル走やサーキットトレーニングなどハードな練習メニューがずらり。普段はトップ集団にいるという東浜は、3000メートル走では30人中29番。指揮官から「練習をしっかりやってくれると思ってね主将にしたのに、体ができてなくて失望した」といきなりカミナリを落とされた東浜は「自分が怠けてた証拠」と猛省していた。

 今季は東都リーグで過去11人しか達成していない30勝到達まであと4勝。それ以外にも自身が持つ17完封のリーグ記録更新に期待が懸かる。昨秋に痛めた右肘も今月中の再検査でゴーサインが出れば、投球練習を再開する予定だ。「まずは日本一になることが大前提。その中で結果がついてくれば」とフル回転を宣言。東都の「ミスターゼロ」が、今秋ドラフトの主役の座を狙う。

 ◆東浜 巨(ひがしはま・なお)1990年(平2)6月20日、沖縄県うるま市生まれの21歳。小1で与那城ストロングに入団し、野球を始める。与勝中3年夏の九州大会は3位。沖縄尚学では08年センバツで全国制覇。亜大入学後、1年春のデビュー戦から3試合連続完封。09年春から3季連続でベストナインに選出された。リーグ戦通算26勝17敗、防御率1.41。1メートル81、76キロ。右投げ右打ち。
(スポニチ)
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