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阪神、ドラフト戦略固まった

 魅惑の即戦力左腕が、虎のドラフト戦略のど真ん中に急浮上してきた。藤岡貴裕。競合必至の大学NO・1サウスポーにあえて、チャレンジするのか。それとも…。この日午後1時からスタートし、延々4時間に及んだスカウト会議の重点議題は、「1位」をどうするか、だった。

 虎のドラフト戦略は、春先から一貫していた。近い将来の中軸を任せられる左のスラッガー。その条件にピタリ当てはまるのが慶大・伊藤だ。大本命であり、現時点でもそれは変わらない。伊藤を1位指名して来る球団は今のところ見当たらず、うまくいけば一本釣りの可能性もあるのが現状だ。

 ただ、巨大戦力を誇りながら4位に終わったシーズンを振り返って、もう1枚、先発投手がいれば、と思える状況が何度かあった。来年はベテラン下柳がチームを去るから、左の先発投手はノドから手が出るほど欲しい。この条件には藤岡がピタリ当てはまる。先日の東都リーグでは、現役最多の26勝目をマークしたばかり。アマ球界を見渡しても、藤岡以上の左腕はいない。

 ただし、こちらは伊藤と違って間違いなく競合必至。クジに外れた場合、一気にランクの落ちる補強になる危険性ははらんでいる。

 もちろん、伊藤も藤岡にチャレンジして外れたから、といって獲得できる選手でもない。現時点では、基本線は伊藤、急浮上した藤岡と比較してどちらを選ぶか、という状況だ。

 嶌村スカウトディレクターは「時間があるのでギリギリまで考えます」と話し、南球団社長も「決めるのは直前でいい」と現時点で決めていないことを示唆。

 伊藤は今秋リーグは春の打率・405から・286と不振に陥っていること、腰に不安を抱えていること、などのマイナス要素がある。藤岡には、阪神が苦手なクジが待っている。

 二者択一。運命の決断はドラフト前日、ひょっとしたら会議当日までずれ込むかもしれない。
(サンスポ)
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tag : 阪神ドラフト情報

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