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慶大・伊藤 連覇&3冠王へノーステップ打法に挑戦

 東京六大学野球の秋季リーグ戦が10日、神宮球場で開幕。春の王者・慶大は、開幕試合で東大と対戦する。今春リーグ戦で打点、本塁打の2冠も、打率は2位で惜しくも3冠王を逃した伊藤隼太外野手(4年)は、チーム20年ぶりとなる春秋連覇と自身の3冠王獲得を狙う。

 今春リーグ戦。早慶戦最後の打席で安打なら3冠王だったが、四球を選んだ伊藤。試合後は「持ってなかった」と話したが後悔はしていない。

 だがラストシーズンは違う。「一番はチームが勝つこと」と言いながら「獲れるものは獲りたい。チームのためにやった後に結果がついてくれば」と貪欲だ。

 今春は打率・405、4本塁打、17打点とリーグ戦では活躍しながら、全日本大学選手権は打率・231で打点、本塁打ゼロ。日米大学野球も打率・077で、第4戦はスタメン落ちの屈辱も味わった。調子の波をなくすため、取り組み始めた新フォームがオリックス・T―岡田のような「ノーステップ打法」だ。

 ラストシーズン前にフォーム変更は大きなかけでもあったが江藤省三監督と話し合い挑戦を決意。タイミングを取る際に軸がぶれない新打法で8月6日、阪神との交流戦でも右前打を放ったが「まだまだ試行錯誤の段階。毎週フォームが変わるかもしれない」と不安はある。現状は従来の足を上げるフォームと併用しているが「より良くするための段階」とその先、プロの舞台も見据えたレベルアップと考えて取り組んでいる。

 春秋連覇に3冠王獲得と伊藤にとって「挑戦」のラストシーズン。それでも「注目されてなんぼ」と頼もしい。重圧に打ち勝った先には最高の結果が待っている。
(スポニチ)
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