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聖光学院・歳内、10・27ドラフト待つ

 人事を尽くして天命を待つ。歳内がぶれることなく自らが進む先を見据えた。

 「自分は自分で特徴をしっかり出して、スタイルを確立したいです」

 この日、斎藤智也監督が秋季福島大会組み合わせ抽選会の行われた会津若松市内で、福島県高野連にプロ志望届を提出した。歳内が節目の日に表明したのは、希望球団や目標とするプロの投手でもなく、己の道を突き進む求道心だった。

 楽天で活躍する田中将大投手は、兵庫・小園中時代にプレーしていた宝塚ボーイズの先輩。だが「タイプが違います。プロの世界はもっと厳しいですから、まず体力をつけないといけません」とあくまで自身のスタイルにこだわりを持つ。

 全12球団の中で歳内を評価し、指名をしてくれたチームに入団する姿勢は変わっていない。斎藤監督は「昨年の冬から“どの球団でもプロへ行きたいです”と言っていました。自分をかいかぶっていない」と謙虚な姿勢を買っている。

 甲子園の2回戦で敗退し、兵庫県尼崎市の実家へ一時帰省して福島へ戻った後、第9回アジアAAA野球選手権大会に、18歳以下の高校3年生を中心とする日本代表の1人として参加した。

 そこで、改めて力不足を認識。現在は授業終了後の午後4時から9時に寮へ帰るまで、以前と同じ内容の練習を継続している。課題は球速のアップ。プロ入り後のレベルアップした練習も、視野に入れての鍛錬だ。

 巨人ファンの父親がテレビ観戦していた野球を見て、小学校の頃から将来のプロ野球選手を夢見ていた。本気で意識したのは、2年夏の甲子園8強入り以降だった。

 「(指名に)かかるまでは分かりません。評価してくださる球団があれば」。生まれ育った尼崎市から福島県伊達市へ移り、新たな進路先はどこの土地か。歳内が運命の10・27を待ちわびる。
(サンスポ)
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