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英明・松本散った…9K2失点完投も

 英明(香川)が能代商(秋田)に完封負けを喫し、2回戦で敗退した。エース松本竜也投手(3年)は5安打9奪三振で9回2失点と好投。2点を追う六回、1死二、三塁の好機に4番・中内大登外野手(3年)、5番・田中玲内野手(3年)が凡退するなど、計7安打6残塁で無得点と味方打線の援護に恵まれなかった。

 プロ注目の大型左腕・松本が95球、2失点完投で散った。5安打9奪三振の好投も、自身とは対照的な軟投派の能代商・保坂との81分の左腕対決に敗れ去った。「調子はよかった。精いっぱい投げたので悔いはないです」。193センチの今大会最長身投手の目に涙はなかった。

 最後まで進化を見せた。1回戦の糸満戦の4四死球を反省。この日は最速145キロの直球と変化球を低めに集めて初回の1死球のみ。2失点も味方の拙守が絡んで自責点は1。「バックのミスは抑えて取り返そうと思った」と黙々と投げ続けたが、最後まで打線の援護は得られなかった。

 昨夏の甲子園では制球難から登板機会を与えられなかった。悔しさを糧に走り込みとウエートトレを「死ぬ気で頑張った」と言えるほど真剣に取り組んだ。冬場は1学年上の平井(現専大)がこなしていた倍のランニングメニューを自らに課して弱点を克服。最後の夏に憧れ続けた甲子園のマウンドにたどり着いた。

 香川大会と甲子園の計8試合では自力でスカウトの評価を上げた。今後についてはプロ志望を明言した上で「まだまだコントロールはつくと思う。変化球をギリギリに自由自在に操れるようにしたい」と課題を口にした。「今の仲間ともうちょっと野球がしたかった」と2回戦での敗退を惜しんだ松本だが、表情は充実感に満ちあふれていた。
(デイリー)
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